2006年末大橋ジム近況報告(その1)
フェニックスバトル23を振り返る
10月11日の後楽園ホールにおいて、フェニックスバトル23が行われた。今回はメインを除く6試合に大橋ジム勢が登場し、熱戦を展開した。
まず4回戦においては、今春大きな期待を背負い東日本新人王トーナメントにエントリーしながら、まさかの緒戦敗戦を喫してしまった大澤 陽介が登場。今回は初回から冷静な試合運びでペースを握り、前回には見られなかったフットワークやコンビネーションも冴え、4回2分5秒、菅野 毅(ピストン堀口)を強烈なボディからの左フックでTKOに仕留めた。
今回が9戦目の名取 耕平はさすがに巧く、低重心から左右のフックを振り回して前進して来る高橋 秀治(宮田)に対し、内角攻めのカウンターで追撃。最後までアウトボクシングに徹し、高橋の猛追を振り切った。結果は(2−0)の判定勝ち。前8月大会に続き2連勝を飾り、大澤と共に6回戦(B級ライセンス)へ昇格した。
8回戦では東日本新人王準優勝の経歴を持つ米山草平が初めての国際試合に挑んだ。米山はタイ国のナクアモンに再三、タイミングのいい左ボディ・アッパーを叩き込み、更に見事な上下のコンビネーションで2度のダウンを奪い、快心のKO勝ちを飾った。
そして、セミファイナルを務めたのは、前回の後楽園大会から連続出場の土屋 治紀。前大会では敗れたものの、13勝無敗のアマホープ鈴木 徹を向こうにまわし、好勝負を演じ、十分に存在感をアピールした土屋だけに、同じアマ出身エリートの佐藤 誠(帝拳)との対戦は大いに期待された。
前半戦、土屋は流れるような上下のコンビネーションを幾度となく決め、佐藤を追い込んでいく。しかし佐藤の執念の粘りにあり、後半戦に入るとスタミナを消耗してしまう。しかし、要所要所ではしっかりとポイントを押さえ、勝利は固いと誰もが疑わなかった。だが下された判定は(0−2)で佐藤だった。2試合続けて好勝負を演じながらも勝ち星に恵まれなかった土屋。
しかし、彼が卓越した技術を持った実力者だというここと、この試合がこの日で一番観衆を湧かせたと言うことはまぎれもない事実だった。
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