第24回フェニックスバトルを振り返る
去る12月15日、横浜文化体育館において行われた大橋 VS 花形 5対5対抗戦は、両ジムの威信を賭けた異様な緊張感の中で争われた。
まず先鋒戦には、大橋ジム若手勢の中でもナンバーワンの身体能力を誇る太田 光亮が登場。花形ジムの大平 剛(ごう)と対戦した。この大平の兄2人は大橋ジム所属という不思議な縁もあり、ニュートラルコーナーから心配そうに両者の戦いを見守っていた。「悪くても判定勝ち」を必達項目として大橋会長より指令を受けていた太田だが、気負いすぎたのか、あるいは相手がサウスポーのためか、いつものイキの良さが全く感じられず、ぎこちない試合展開のまま、1ポイント差の判定負けを喫した。
期待の太田が判定負けし、初端からつまづいた感の大橋陣営だったが、次鋒の吉田 剛(つよし)が予想外のKO勝ちで、対抗戦をタイに戻す。予想外とは少々失礼なのだが、前回のデビュー戦では、良い所がなく負けており、おまけに師匠の佐久間トレーナーが急用のため、会場入りできなかったこともあり、大方が先鋒の太田の方に期待していた。だが、フタを開けてみればその逆で、ファイタータイプの坂元 晶輝を足を使って冷静にサバき、巧くカウンターを合わせて有利に戦い、3回コーナー際で左フックで相手をグラつかせると、強烈な右ストレートで堂々のKO勝ち。大いに男を上げた!
中堅戦に登板したのは、アマ出身のサウスポーとして大いに期待されながらも、現在2戦2敗と分が悪い長峰 史弥。それでも潜在的素質に対する期待は予想外に高く、3度目の正直を多くが期待していた。気合いでガンガン前に出てくる中野 啓太に対し、長峰はフットワークを使った素早い出入りから、ボディストレート、右フックを再三合わせていく。4Rまで危なげなく、そのペースを保ち、念願の初勝利を掴んだかに見えたが、判定はドロー。残念ながら初勝利は逃したものの、自分の持ち味をよく出し、格段の成長を見せた。
ポイントが1対1の五分のまま副将戦に突入で、斉藤 晃一が登場した。斉藤のカウンター攻撃には定評があり、6月の試合でも花形ジムの今関選手を一撃のカウンター右ストレートで葬り、逆転KO勝ちを演じている。だが、今回はその一撃を狙いすぎたのか(?)、消極的になり過ぎてタイムアップ。押し切られての判定負けとなった。
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