エドウィン・バレロ VS ミチェル・ロサダ (その4)

副将戦 WBA世界スーパーフェザー級タイトルマッチ 12回戦

○ エドウィン・バレロ(WBA世界スーパーフェザー級王者) 1回1分12秒TKO勝ち
× ミチェル・ロサダ(挑戦者 同級12位 メキシコ)

【試合経過】

さまざまな激戦を勝ち抜き、世界ランキングに位置づけられた者同士が戦う世界タイトルマッチとは、到底思えないような展開であったが、無論、今回の挑戦者ロサダが役不足であったということでは決してない。バレロがあまりにも強すぎるのだ。

ゴングが鳴った瞬間から場内は異様な空気に包まれた。サウスポースタイルの右半身の構えから一歩二歩とバレロが踏み出すごとに、どんどんロサダがコーナーないし、ロープ際に追い込まれていく。軽く距離を計測するために出したボディストレートに恐れおののくように、後退されられるロサダの姿は、さしずめ、魔神の逆鱗に触れた人間が逃げ惑うようであった。

魔神の威光に観念したロサダは、イチかバチかとばかりに右ストレートを打ち込んでいくが、いともたやすく見切り、かわされると、魔神の一撃とばかりに、カウンターの左ストレートを喰い、撃沈する。立ち上がって、最後の力を振り絞り、抵抗を試みるものの、最後のひと太刀とばかりに、トドメの左ストレートを浴びると、ロサダはその場に崩れ落ちた。

既にバレロの元には世界中からオファーが殺到しており、今秋にもスーパースター、マニー・パッキャオとのスーパーファイトも噂されている。今回、日本陣営としてメキシコとの対抗戦に友情参戦してくれたバレだが、今後は主戦場を米国に移すという情報もあり、今後の動向が気になるところだ。


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