八重樫 東の1.14直前情報(その6)
<その他の試合について>
今大会は上位カードもさることながら、前座試合にも魅力的な選手が数多く出場しています。
その中でも一番オススメなのが、12月11日にデビューしたばかりの藤井 太志です。16歳で郷里の四国から単身上京し、自分から松本チーフトレーナーに弟子入りを志願してきたなんて今時いないですよ。たまたま会長は出張中で不在だったんですが、藤井の動きを見た松本さんは「こいつは必ずチャンピオンになれる!」と確信したそうです。
その藤井ですが、12月の試合では、10歳以上年上の5戦目の相手をたった26秒KOで見事デビューを飾り、その大会のMVP(富久信介杯)を余裕でゲットしてしまいました。その試合から休む暇もなく僅か1ヶ月で第2戦に臨みます。今いる大橋ジム所属の軽量級ボクサーの中で、スパーリング戦線で最も僕を脅かす存在こそ、実は藤井クンなのです。
あともう1人、楽しみなのが松岡選手です。松岡選手ってホントかっこいいですよね。長身でイケメンで、僕とは明らかに違う生き物ですよ。でもこの人って本当はとんでもない怪物なんです。ムニョスを怪物って言う人もいるけど、殴った瞬間相手の体が空中にフワッと浮いて倒れるんですよ。(マジです!)あるいは反対側のコーナーまで吹っ飛んで行くんですよ。これってもう劇画の世界ですよね。つくづく彼と同じ階級でなくって良かったと、胸をなでおろしています。
あと最後に僕が個人的に楽しみにしている選手が上間 大貴です。“悪魔王子”って大橋会長が命名したらしいんですけど、ホントピッタリですよね。前回の試合では大差の判定で勝ったのですが、KOできなかった悔しさからノイローゼになったらしいですよ。まるで血を吸えなかったドラキュラじゃないですか。ホントにアブナイ奴ですよ。
でもボクシングはプロに転向してから着実に進歩していますね。以前はシオマネキみたいにやたらめったら左をブン回してコーナーの相手を串刺しにしていたんで、弱い相手と戦っている時には本物の悪魔の様に見えたんですが、最近は右の使い方が急速に進歩し、左も更に効果的に使えるようになったんで、すっかり科学的なボクシングになっていますね。ディフェンスも巧くなり、これからが大いに楽しみです。でも科学的になりすぎると上間の狂気のファイトが見られなくなりそうで、ちょっと複雑な心境です。
あと今回大橋ジムからは西澤クンと太田クンが出場するんですけど、2人とも本当に練習態度が真面目な努力家なんで、こういう大きな大会での経験を積んでステップアップしてほしいですね。
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