八重樫 東の第28回フェニックスバトル直前情報(その3)

<セミファイナル 10回戦>
八重樫 東(WBC世界ミニマム級15位、大橋) VS 久田 恭裕(日本ミニマム級9位、横浜さくら)


 いや〜〜〜。自分の試合の見どころって書くのムズカシ〜〜〜ですよね。

 もちろんいろいろ期するものはあるのですが、万が一にもコケたりしたら、赤っ恥ですからね。でも弱気なことを書けばどうせ会長に怒られちゃうでしょうし、敢えて自分を叱咤激励する意味でも、ここはデカク出たいを思います。

 相手の久田選手って、日本ランキング9位ですよね。9位って言うと「何だ9位か。」って皆さん思われるかもしれないですけど、ハッキリ言ってすごく強いですよ。細野だって東洋2位であれだけ強いのに、日本9位ですからね。だから9位というのは9番目に強いってことではなく、10人しか入れないランカーの中の一人って自分は考えています。

 しかし話は変わりますけど、現実は厳しいですよね。それだけ強い相手でも万が一どっこいぐらいの試合をした日には、「やっぱり前回の世界戦は早過ぎた。」とか「八重樫は終わった。」とか言われて、逆に相手は大善戦って賞賛される。だからこそ負けはもちろんのこと、引き分けも僅差の判定も僕には許されないと思っています。

 今回のテーマはズバリ「レコンキスタ」。世界戦で失った信頼を是が非でも取り戻すことが必達事項です。久田選手には申し訳ないですけど、これまでのボクサー人生の中で最高の自分を作り上げてリングに登るつもりですんで、どうかよろしくお願いします。作戦は特にありません。いつものスタイルで、必要があれば打合いに臨むところですね。

 ただ今考えるとホント悔やまれるんですが、イーグル戦の第1ラウンドで3度も技あり級の右ストレートを喰ってしまいましたよね。特に凄いパンチではなかったのですが、やはり初の世界戦ということが知らない間に気持ちを浮つかせて、スキができてしまったのだと思います。またバッティングによるアゴの骨折も自分の戦いに対する気構えの甘さが引き起こした人災だったと思います。「グローブより大きい頭を何で喰うの?」と苦笑しながら会長に試合後指摘されたことが、今更ながらに心に残ります。

 という訳で、今回はディフェンス面の強化も充分念頭に置き、トレーニングに務めました。とにかく4月30日はプロとして、より強く、したたかに生まれ変わった八重樫をお見せしますので、どうかご期待下さい。


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