ヤエガシ・アキラの拳闘王子
第一回 細野よバズーカで世界を撃て!
続く8月、インドネシアのライラとの試合では圧倒的な強さを見せると同時に「打たせずに打つ」という理想のボクシングを一瞬でありますが体現してくれました。一瞬というのは怪物的に打たれ強い相手をワンサイドに攻め続けたのですが、後半すっかりバテてしまった細野は集中力を欠き、イタズラに試合を長引かせてしまったんですね。試合の序盤ないし後半にいきなり中距離から得意の左フックを出し始めたら、細野の場合、おそらく気負っているか、集中が途切れているかのどちらかなんです。細野の左フックは接近した状態でこそ最大限の威力を発揮するのですが、中間距離から打った左フックは9割方空振りするかガードに当たることは必至。まあ大振りした左フックがフェイントになって、次の攻撃に繋がったり、細野のパンチ力ならガードの上からでも多少効くこともあるのですが、後半のスタミナ切れの原因にもなるので、やはり中間距離からはジャブで切り崩していくのがベターですね。
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