第21回フェニックスバトルを振り返る(その4)
富久信介杯
○ 原 純平(大橋、2R2分7秒 TKO)
× 岩城 聡(ファミリーフォーラム)
× 太田 光亮(大橋)
○ 大間 昇吾(花形、1R3分5秒 TKO)
× 長峰 史弥(大橋)
○ 清水 一輝(八王子中屋、3−0 判定)
○ 斉藤 晃一(大橋、4R31秒 TKO)
× 今関 佑介(花形)
○ 斉田 力(大橋、4R52秒 KO)
× 小泉 誠(北澤)
× 吉田 剛(大橋)
○ 阿部 博明(花形、3−0 判定)
【試合経過】
今回の富久信介杯は、第5試合に出場し、太田 光亮選手(大橋)から右ストレートで2つのダウンを奪いTKO勝ちした花形ジム所属の大間 昇吾 選手が選ばれた。大間 選手には賞金、トロフィーと富久 邦彦 様より記念品が贈呈された。また、今大会出場全選手、ならびにセコンドに同じく富久 邦彦 様より記念Tシャツが贈られた。
今回富久信介杯を決定するに当たり、大橋会長、ならびに審議委員の面々は大変苦労しました。今回はどの試合も非常にレベルが高く、エキサイティグな試合が目白押しで、甲乙つけがたい状況だったからです。しかしながら、その中からとりあえず4名を絞り出しました。
第2試合出場の斉田選手は2003年8月にデビューしましたが、この時はキャリア不足もあり、残念ながら、玉砕KO負けでした。それから3年間、デビュー戦の雪辱を何とか晴らすために、コツコツと練習をやり続けました。念願の再起戦まで長い月日を費やしましたが、今回何とか勝利をしかもKOで収めることができました。試合でも基本に忠実に焦ることもなく落ち着いて攻め、自分より長身でリーチのある相手を倒すことに成功したその姿は、ある意味最も富久信介杯にふさわしいのではと思われます。
しかし、今大会最もエキサイティングな試合という意味では、第3試合の斉藤−今関戦を忘れるわけにはいかないでしょう。斉藤選手は1Rにカウンターの右フックで壮絶なダウンを取ったものの、とてつもなくタフな今関選手の追撃に遭い、いったんは窮地に追い込まれましたが、一進一退の乱戦の末、4Rにやはりカウンターの右フックにより壮絶なKO勝ちを演じました。斉藤選手の試合巧者ぶりをより光らせたのは、今関選手の闘志溢れるファイティングスピリットだったかもしれません。
第6試合に出場した原選手は前評判通りのすばらしい技術と新人離れした落ち着いた試合運びを見せ、玄人受けのファンを大いにうならせてくれました。今大会出場の全選手の中でも最も安定した実力を持っていると言っても過言ではないでしょう。
そして最後は第5試合出場の大間選手なんですが、この選手は大橋ジム関係者にとって、とても大きな衝撃を与えてくれました。というのも対戦相手としてエントリーされていた太田選手は、原選手と並び最も将来を嘱望されている秘蔵っ子だったからです。プロデビュー戦ということもあり、序盤硬くなってしまい、本来の動きができないうちに、大間選手のすばらしい右ストレートをモロに喰ってしまったというのが真相なのですが、初陣ということでは大間選手も条件は同じ、やはり完敗と認めるしかないでしょう。しかし太田選手も落ち込むことなく、雪辱に燃えて、次の戦いに向け、練習を再開しています。
以上4試合、4名の勝者の中から1人だけ最優秀選手を選び出すのは至難のワザだったのですが、大橋会長の「アウェーながら自分の実力をしっかりと発揮し、しかも最も早いラウンドで勝った大間選手に与えるべき」というツルの一声で花形ジム所属の大間 昇吾 選手が受賞となりました。
以上
富久信介杯実行委員会
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