9.18ヨコハマ大会の見どころ(その1)

メインイベント WBC世界スーパーフライ級暫定王座決定戦 12R 

川嶋 勝重(WBC世界スーパーフライ級2位、大橋) VS クリスチャン・ミハレス(同級4位、メキシコ)

本世界戦は暫定王座決定戦として行われるが、今回の決定戦が決まるまでの経緯は、新聞紙上その他メディアにおいて、既に説明されているのでここでは省きたい。

今回、川嶋 勝重が対戦するミハレスはメキシカンで世界4位にランクされている。左ボクサーファイターで170cmの長身。現在24歳と川嶋より7歳若く、今が上り調子。

川嶋は世界戦においては、過去に1回、ナバーロ戦でサウスポーを経験しており、今回が2度目になる。ナバーロと異なりミハレスはかなりの長身だけに、この身長差が試合にどのような影響を与えるかが気にかかる。

昨年7月に王座陥落後、一度は引退も意識したという川嶋だが、四国八十八ヶ所参りで自分を見つめ直した後、再起を決意。その後も2連続KO勝ちをマークし、再挑戦のチャンスをうかがっていただけに、今回のチャンスは是が非でもものにしたいところだ。

だが、川嶋も今年で32歳。ボクサーの年齢としては決して若いとは言えない。今回のチャンスを逃せば、挑戦のチャンスも次はいつ巡ってくるか見当もつかない。「これがラストチャンス」という悲愴な覚悟で闘いに臨むだろう。

今回の試合はまさに、いにしえの昔、もののふ達が己の命と誇りを賭けて戦った「死合い」にも匹敵すると言えよう。いよいよ最終章に入った「ラストサムライ」川嶋 勝重の勇姿をどうか注目して見てほしい。


(暫定王座とは)
世界王者がケガ、その他の事情により長期に渡り防衛戦を行わない、もしくは行うことができない場合、暫定措置として、王者を認定するという制度。正規王者は引き続きその地位を維持するが、暫定王者も正規王者と同等の地位を有する。ただし、正規王者復帰に際し、暫定王者は正規王者と統一戦を行わなければならない。正規王者に勝利した後は、それまで行った防衛戦も正規防衛戦として数えられる。また、対戦前に正規王者が王座を返上した場合には、自動的に正規王者の地位を暫定王者が継承する。


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