9.18ヨコハマ大会の見どころ(その2)
セミファイナル 東洋太平洋ウェルター級タイトルマッチ 12R
山口 裕司(東洋太平洋ウェルター級チャンピオン、ヨネクラ) VS 丸元 大成(グリーンツダ)
今大会、山口 裕司のタイトルマッチがラインナップされたことは、関係者にとり、ある意味感慨深いものがある。
山口の出身は静岡県伊東市。伊東といえば大橋ジムの第二の故郷だ。川嶋をはじめとする多くの選手たちが伊東合宿を経験し、育っていった。他ならぬ大橋会長自身も現役時代に何度もこの地で合宿を張ってきた。その会長が現役当時に、選手たちに混じってロードワークについてきたり、一緒に練習に参加したりしていたボクシング少年がいた。それが山口 裕司だったのだ。
その後、山口はアマで王者となり、大橋会長と同じヨネクラジムからプロ入りを果たし、今回に至っている。山口 裕司と川嶋 勝重の関係は、いわば従兄弟同士に近いと言えるだろう。時を経て、山口が東洋王者になり、何の巡り合わせなのか、今大会で防衛戦を行い、華を添えてくれるのだから、関係者にとり、これほど嬉しいことはない。
その山口が王座に就いたのは今年4月。相手はフィリピンのサンティリャン。このクラスでは誰もが認める強打の実力者だ。そのサンティリャンを倒し、見事王者になった山口の前に立ちはだかるのが、関西の強打者、丸元だ。丸元は当時チャンピオンだったサンティリャンに挑戦し、判定で敗れているだけに、サンティリャンを敗って王座に就いた山口を倒すことによって、載冠と雪辱を一挙に果たしたいところだ。丸元にとって、今回の会場パシフィコは昨年9月、無類のタフネスを誇る強豪、音田 隆夫を何度もマットに這わせ、激勝したゲンのいい場所。タイトル戦に向け、気合いも十分だろう。
このように様々なドラマが交錯するこの一戦。果たしてどんな結末が待っているのか!
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